1.最高出力・最大トルク

バイクの基礎知識として、ここでは、カタログや雑誌などで目にする言葉、最高出力・最大トルクについて紹介しよう。
バイクで力を表すものには、出力とトルクの2種類があり、最高出力・最大トルクともに、エンジンが発揮する最大値で、いずれも、エンジン性能の大きな目安となる。
最高出力とは、エンジンの全負荷のときに出す最高馬力のことで、最高出力が大きいほどスピードも出せる。出力は、kW/rpmまたはps/rpmという単位で表される。
rpmとは、revolutions per minute(レボリューション・パー・ミニット)の頭文字で、1分間あたりの回転数である。
最大トルクとは、最大回転力のことで物を回す力のことである。kg・m/rpmまたは、Nm/rpmという単位で表される。Nmは、ニュートンメートルの略で、1999年10月から使用開始された国際単位である。
カタログなどで最大トルク30.0/4000とあれば、エンジンが4000回転(rpm)のときに30.0Nmの最大トルクが得られるということである。
トルクが大きいほうが、駆動力も大きくなる。

2.クラッチ形式

バイクの基礎知識として、ここでは、カタログや雑誌などで目にする言葉、クラッチ形式について紹介しよう。
クラッチとは、エンジンからのパワーをトランスミッションに伝えたり遮断したりする装置である。多板、単板などのタイプがあり、摩擦クラッチには湿式と乾式がある。
多板クラッチとは、クラッチの容量を大きくするために複数枚のディスクを使用するもの。一般的に3~8枚のクラッチプレートを使用する。バイクの場合は、スペース効率のために、多板クラッチが多い。
単板クラッチとは、クラッチの基本的なタイプで、1枚のクラッチディスクの摩擦により、動力を伝えるものである。
湿式クラッチは、オイルにひたされている状態で使われ、乾式クラッチは、空気中で行うものである。
そのほかに、スクーターなどで採用されている遠心クラッチがある。
遠心クラッチは、エンジン回転軸の遠心力で、動力を伝えたり遮断したりするクラッチである。

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